表面プラズモンの局在化とその応用に関する研究
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〜 活動報告 〜


シンポジウム

第63回応用物理学会学術講演会
テーマ:「表面プラズモン共鳴によるナノ領域光局在」

オーガナイザー:岡本、梶川
於:新潟大学

プログラム

  1. 「表面プラズモンの局在スケールと電界強度の関係」
    徳島大工 福井萬壽夫 ・岡本敏広・原口雅宣

  2. 「表面プラズモンと Whispering Gallery Modes の相互作用」
    神戸大工 林 真至

  3. 「プラズモン効果を意識した色素−金ナノ粒子集積体の構築と光電変換特性」
    九州大学大学院工 山田 淳・新留康郎

  4. 「光応答性有機分子集合体とプラズモン電場の相互作用」
    京都府大人間環境 石田昭人

  5. 「金属探針先端での表面プラズモンの局在を利用した近接場イメージング」
    阪大工 井上康志・早澤紀彦・河田 聡

  6. 「局在プラズモン共鳴における粒子間相互作用の影響とその応用」
    理研 岡本隆之

  7. 「表面プラズモンの局在化による非線形光学効果の増強とバイオセンシングへの応用」
    東工大総合理工 梶川浩太郎・奈良岡亮・渡辺光昭

  8. 「表面プラズモン共鳴を用いたDNAマイクロアレーセンサー」
    奈良先端大情報 杉浦忠男



研究会およびセミナー
  1. 第1回研究会
    出席者:石田昭人、井上康志、岡本隆之、梶川浩太郎、林真至、福井萬壽夫、山田淳
    場所:新潟
    日時:平成14年9月26日

  2. 第2回研究会
    出席者:石田昭人、岡本隆之、梶川浩太郎、林真至、福井萬壽夫、山田淳
    場所:湯布院
    日時:平成15年1月6、7日

  3. 第1回セミナー
    講演者:大澤雅俊(北大)
    講演題目:金属ナノ微粒子に吸着した分子の赤外吸収増大現象:増強機構と電極界面計測への応用
    場所:和光
    日時:平成15年2月25日

  4. 第2回セミナー
    講演者:原口雅宣(徳島大)
    講演題目:誘電体微少球や金属微粒子を用いた光デバイス開発をめざして
    場所:和光
    日時:平成15年3月7日



メーリングリスト
各研究者間の研究内容の理解を目的として、メーリングリストによる研究者間での情報交換を行った。



国際会議での調査
岡本と分担者の梶川は、2002年にロチェスターで開かれた第7回近接場光学国際会議において研究の動向を調査した。その結果、特定領域研究課題として局在プラズモン共鳴は重要かつ緊急な課題であることがわかった。



総説および著書

■ 総説

  1. 河田聡、井上康志:「近接場と非線形のナノフォトニクス」応用物理71(2002) 653-663
  2. 林 真至:「表面プラズモン励起と近接場光学」応用物理71(2002) 705-709
  3. 新留康郎、山田 淳:「金ナノ粒子のレーザー誘起形態制御と応用」触媒44(2002) 228-233

■ 著書

  1. 大津、福井:光ナノテクノロジーの基礎(オーム社、2003年発行予定)
  2. S.Kawata, Y.Inouye, T. Kataoka, and T. Okamoto, "Apertureless Near-Field Probes," in Nano-Optics, edited by S. Kawata, M. Ohtsu, and M. Irie, (Springer, Berlin 2002) pp.75-110
  3. M. Fujihira, S. Ito, A. Takahara, O. Karthaus, S. Okazaki, and K. Kajikawa, "Near-Field Imaging of Molecules and Thin Films," in Nano-Optics, edited by S. Kawata, M. Ohtsu, and M. Irie, (Springer, Berlin 2002) pp.151-187.
  4. M. Gonokami, H. Akiyama, and M. Fukui, "Near-Field Imaging of Quantum Devices and Photonic Structures," in Nano-Optics, edited by S. Kawata, M. Ohtsu, and M. Irie, (Springer, Berlin 2002) pp.237-286.



特定領域研究への申請

平成15年度発足の特定領域研究へ以下の領域名と組織で申請を行った。

申請領域名: 表面プラズモン共鳴によるナノ領域光局在
領域代表者: 福井萬壽夫(徳島大工)

計画研究メンバー

A01班:局在プラズモン共鳴の理論の構築と実験的検証(班長 林真至)
  林 真至(神戸大工)、福井萬壽夫(徳島大工)
  宮野健次郎(東大先端研)、高原淳一(阪大基礎工)
   
A02班: 局在プラズモンナノフォトニックデバイス(班長 山田淳)
  山田 淳(九大院工)、石田昭人(京都府大人間環境)
  岡本隆之(理研ナノフォトニクス)、梶川浩太郎(東工大院総合理工)
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